海外で寿司を本気で売ってみた

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寿司は今海外で最も人気のある日本食の1つです。そんな寿司を海外で売ってみた話をします。

なぜ海外で寿司を売る必要があるのか、謎に思う方もたくさんいると思います。

答えは簡単お金を稼ぐためです。

普通海外で旅をするとき、お金を貯めていくのが王道ですよね。しかし、僕の場合、お金を稼ぎながら旅をしようと思っていたので、お金は最低限しか貯めていませんでした。(貯まらなかった。)

もともと、エンジニアのスキルを駆使してちょこちょこお金を稼いではいたのですが、単純に飽きたので一旦離れることにしました。

面白くお金を稼げないかなと思っていた矢方、ペルーに向かっていた僕はペルー料理に注目したのです。

ペルー料理は日本人の口に合うことが有名で、今ひそかに日本でも人気があります。実際に何を食べてもおいしいです。

素人ながらにも素材の味を活かしているところが日本食と似ているなと思った記憶があります。

そこで仮説が立ちます。

「ペルー料理が日本食と似ているということは、日本食もペルー人にウケるんじゃね?」

そんなペルーは海外でも珍しく、生魚が食べれる国でもあるんですよ。

「寿司握るか」

となるわけで。

ということで寿司を売ろうという話です。

新たな旅のスタイル、お金を稼ぎながら旅をする。手に職がないと無理じゃん?と思う方もいると思いますが、自分のバックグラウンドを考えてみましょう。

いくらでも手段はあります。

ぼくは単純に自分が日本人であるから寿司だなっていう短絡的な考えだっただけで、歌うのが好きだったらストリートで歌えばいいし、手芸が得意なら露店販売すればよいんです。

寿司を売るということが手に職がなくてもお金が稼げる手段の1つであることを知ってもらうことで、お金の尽きた旅人や海外志向の方々の挑戦につながる第一歩になればいいなと思ってます。結構本気です。

 

一人ですべてをやってもよかったのですが、寿司作りをするのに僕は手先があまり器用ではないため、手先が器用そうな、メロン狩り職人(♂)とネイリスト(♀)を採用することに。

左からエンジニア(僕)、メロン狩り職人、ネイリストの異色メンバーでの戦いになりました。(誰もそれっぽくない)

ミーティングを重ね、製造戦略、販売戦略を立てます。

製造戦略

  • 寿司を販売するのが外(平均気温約30℃)であるため、生魚は避け、巻き寿司で勝負
  • 原価をできるだけ抑え、日本食で大切とされる見栄えを作り出す
  • 料理の主導はネイリスト、エンジニア・メロン狩り職人はサポートに徹する
  • 売り上げ目標は1日250ソル(1ソル≒35円)およそ、8750円

寿司を握るか巻くかでの議論を重ねたが、現実的に巻くことに決定。

材料は以下。

  1. 米 2キロ(3ソル/kg)
  2. 海苔 20枚(0.7ソル/枚)
  3. ツナ2缶(3.5ソル/個)
  4. レタス1玉(1.0ソル/個)
  5. 卵10個(0.3ソル/個)
  6. 寿司酢(5ソル)
  7. 醤油(5ソル)

計41.5ソル=1453円

いろどりはツナの肌色、レタスの緑、卵の黄色といったところになりますね。

ペルーではコーラ(500ml)2.0ソルで販売されているので、相対的に巻き寿司は1セット(6切)5ソルで販売することが妥当であると判断し、50セットをつくることに決定。

 

販売戦略

  • 19時~21時に繁華街で販売
  • 縄張りがあることも想定されたため、アミーゴ(仲間)になるために賄賂(寿司)を準備
  • 一人が買えば、我々で囲い写真を撮り、周りの視線を集める
  • ネイリスト(♀)を主導で声をかける

待ち歩く人がお腹を空かしてあるであろう時間帯の19時~に的を絞り、販売することに決定。

繁華街では、すでに縄張りが存在していることを考慮し、揉めて最悪命に関わることもあると考え、WIN-WIN関係を築くため、賄賂(寿司)を準備。一応お金もポケットへ。

基本的にこの社会はアミーゴ(仲間)になることが重要であるため、常に笑顔で接することも念頭に置きます。

一人買えば購入者を我々でインフルエンサーに仕上げるために、毎回集合写真をとり、周りの注目を浴びます。

また、男が前に出てきて売るより、女の子が販売する方が、圧倒的に売り上げにつながると考えたため、ネイリストを購買意欲を搔き立てるマーケティング女子に

寿司作りの様子

寿司を巻いている様子

寿司を切る様子

パッケージングする様子

50セットとなるとなかなかの量です。これはおよそ2時間かけて作りました。バカみたいですね。

寿司売りの様子

それぞれ役割分担をし、寿司を提供する様子

インフルエンサー作戦①

インフルエンサー作戦②

結果

※目標は250ソル(1ソル≒35円)8750円で、1つあたり5ソル、175円で販売

売り上げはなんと、230ソル!8050円!

寿司をすべて売り切りましたが、目標まで20ソル到達せずといった結果になりました。

それは寿司をつくりはじめる時間が遅くて、寿司を売り始めたのが20時頃になってしまい、また21時を過ぎたあたりから波が止まり、最後はセール価格の3ソルで売ってしまったからです。

純利益は

8050 – 1453(材料費) = 6997円

で3人で割ると一人あたり、2332円になりました。

日本円で見ると、これっぽっちの稼ぎかよ。と思うかもしれませんが、ペルー人の給与水準からもうちょっと見ていきましょう。

ペルー人の平均月収は約7万円とされてますので、土日が休みであると仮定して日給は

70,000 ÷ (30 – 8) = 3182円

となります。寿司の作成から販売まで僕らがかかった時間は4時間で、一日の就労時間はおよそ8時間であるとして、実質僕らが稼ぎだした個人当たりの日給は

2332 × 8 / 4 = 4664円

つまり、ペルー人の平均日給の約1.5倍の日給を稼ぎ出すことができるわけです。

日本の基準でいうと一般的なサラリーマンの給与の1.5倍ですね。

なかなかじゃん!

まとめ

実際にお寿司を売ってみて、反省点やもっと可能性があるなと思いました。具体的には以下。

・販売価格

・販売する時間帯・場所

調味料、海苔、ツナが高いため、もう少し販売価格を上げるか、原価を下げることができると思います。

例えば、販売価格を6ソルにし、ノリを韓国製にする等です。

販売する時間帯は昼と夜の2つの時間帯を設けると単純に売り上げが2倍になると思います。昼のほうが人通りが多い繁華街などもありますし、時間帯と歩行量調査などもすることがして効率化を図ることもできます。

結果的に反省点を改善していけば、立派なビジネスにもなり得るし、世界中どこでも食っていけると肌で感じましたね。

海外でお金が無くなってしまったとき、寿司を売ってみることも一つ視野にいれてみても良いのではないでしょうか。

 

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